サックス4重奏【深みのある４つの音】のかっこよさ！：楽器も簡単に説明もします。

簡単に最近ストリートミュージシャンの動画が増えましたね。音楽好きの私は、動画でも聴けてすごく嬉しいです。特にサックスの音色は、なぜか胸に迫ってきます。それが4本も集まったらどうなると思いますか？そう、想像以上に素晴らしいんです！このブログでは、サックス四重奏の奥深い世界を、初心者の方からベテランの方まで楽しめるように掘り下げていきます。

サックスってどんな楽器

サックスは、見た目は金属製ですが、リードを使って音を出すため木管楽器に分類されるユニークな楽器です。

特徴

• 金属製だが木管楽器に分類される: 見た目は金管楽器のように真鍮（しんちゅう）などの金属製ですが、音を出す仕組みがクラリネットなどと同じく「リード（葦の薄片）」を振動させて音を出すため、木管楽器に分類されます。
• 幅広い音色と表現力: 木管楽器の機動性と、金管楽器の豊かな響きを兼ね備えており、力強い音から繊細な音まで、幅広い表現が可能です。この多様性が、ジャズ、クラシック、ポップス、吹奏楽など、様々なジャンルで活躍できる理由です。
• 円錐形の管体: マウスピースからベルに向かって徐々に太くなる円錐形の管体をしており、これがサックス独特の豊かな音色を生み出しています。
• 多様な種類: 音域によって様々な種類がありますが、一般的に広く使われるのは、音の高い順に「ソプラノサックス」「アルトサックス」「テナーサックス」「バリトンサックス」の4種類です。特にアルトサックスとテナーサックスは人気が高く、ソロやアンサンブルで幅広く用いられます。

歴史

サックス（正式名称：サクソフォン、Saxophone）は、1840年代にベルギーの楽器製作者アドルフ・サックスによって発明された比較的新しい管楽器です。彼の名前にちなんで名付けられました。

サックスは、元々軍楽隊での使用を目的として開発されました。その後、クラシック音楽の作曲家たちにも注目され、ビゼーの「アルルの女」やラヴェルの「ボレロ」などにも用いられています。 そして20世紀に入ると、ジャズ音楽において中心的な楽器となり、その人気が世界的に広まりました。

サックスは、その独特の魅力的で華やかな音色と、幅広い音楽ジャンルに対応できる汎用性から、今も多くの人々を魅了し続けている楽器です。

サックス四重奏の魔法

夕暮れのカフェで、あるいは静かなコンサートホールで、ふと耳にしたサックスの音色に心を奪われたことはありませんか？あの、どこかノスタルジックで、それでいて情熱的な響きは、一度聴いたら忘れられない魅力がありますよね。そんなサックスが、もし4本集まったらどうなるでしょう？それはまさに、魔法のような体験が待っているのです。

出会い、そして響き合う四つの個性

サックス四重奏、と聞くと「同じ楽器ばかりで単調にならない？」と思うかもしれません。ところが、これが面白い。ソプラノ、アルト、テナー、バリトン。それぞれが異なる音域と個性を持つサックスたちが、まるで家族のように寄り添い、時には語り合い、時には激しく議論しながら、一つの音楽を創り上げていくのです。

ソプラノサックスの澄み切った高音は、まるで空に舞い上がる鳥のさえずりのよう。アルトサックスは、その名の通り「アルト（高い）」と「テナー（低い）」の中間に位置し、メロディもハーモニーも自由自在に歌い上げます。そして、テナーサックスの温かく深みのある音色は、聴く人の心をそっと包み込むかのよう。最後に、バリトンサックスの重厚な低音は、すべてを支える大地のように、音楽に安定感と奥行きを与えてくれます。

この四つの異なる声が、たった一本のリードの振動から生まれるという事実を考えると、なんとも不思議で、そして愛おしく感じます。

ジャンルを超えて広がる無限の表現

サックス四重奏の魅力は、その音色の調和だけではありません。彼らは、どんなジャンルの音楽にも軽やかに飛び込んでいくことができるのです。

厳かなクラシック音楽を演奏すれば、まるで教会のステンドグラスから差し込む光のように、神聖で荘厳な響きを奏でます。ジャズに身を投じれば、互いの音に耳を傾けながら、予測不能なスリリングな会話を繰り広げるでしょう。そして、ポップスや映画音楽、時にはアニメソングまで、私たちにとって身近なメロディを、より一層魅力的に彩ってくれるのです。

同じメロディでも、サックス四重奏で聴くと、なぜか心に深く響く。それはきっと、一本一本のサックスが持つ豊かな表情と、それが溶け合うことで生まれる、言葉にならない感情がそこにあるからかもしれません。

あなたもサックス四重奏の魔法に触れてみませんか？

サックス四重奏の音楽は、まるで人生の縮図のようです。異なる個性を持つ者たちが集まり、互いを尊重し、支え合いながら、一つの美しいハーモニーを創り上げていく。それは、私たちの日々にも通じる、温かく、そして力強いメッセージを届けてくれます。

もし、この記事を読んで少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひお気に入りのサックス四重奏を見つけてみてください。きっと、あなたの日常に、新たな彩りをもたらしてくれるはずです。

クラシック、ジャズなど多種の演奏も素晴らしいですが、今回はポピュラー音楽をいくつか紹介したいと思います。女性のサックス奏者も多いことに驚きました。重い楽器でもあるのに逞しいですね。

動画の下に緑色の部分にそれぞれのグループが書かれた紹介文を載せさせて頂きました。

『ルミエサクソフォンカルテット(住谷美帆、戸村愛美、中嶋紗也、竹田歌穂) 2014年10月に東京藝術大学同窓生により結成された若手サクソフォン四重奏団。 “光”という意味を持つ”Lumière”に基づき、いつも輝き照らす存在でありたいという志しを持ち活動をする。 』

音の重厚感と繊細さにうっとりと聴き惚れてしまいます。

サクソフォンカルテットに魅了された4人のサクソフォニストが2014年夏「Saxophone Quartet Copain」（サクソフォン・カルテット・コパン）を結成。関西を中心に活動を行う個性はメンバーが集まった。 4種類のサックスで織り成す音楽はパワフルなサウンドを創り出し、4人から溢れ出す色彩豊かな音楽を余すことなく表現する。また、それは時に女性らしい優美で繊細な一面をも見せる。 メンバー全員が大学時代にクラシックを学んでいたことから、演奏ジャンルも幅広い。クラシックやサクソフォンカルテットのオリジナル作品はもちろんのこと、ジャズやポップスなども得意とするそうです。

軽妙なリズムで、聴いていて楽しくなりますね。体ごとスイングしてしまいます。

浅利真

武蔵野音楽大学卒業。ヴィーヴ!サクソフォン・クヮルテット、バリトンサクソフォン奏者。「東京・春・音楽祭ー東京オペラの森」「軽井沢八月祭」等の音楽祭に多数出演。またアメリカ、フランス、タイ、シンガポールにソリストとして招かれる等、海外での活動も多い。2015年9月にソロ1st アルバム「ヴォンゴレ! 」をリリースしたほか、ブレーンミュージック及びバンドパワーレーベルから計6 枚のCDを全国発売。映画「フレフレ少女」の劇中に使用されている吹奏楽アレンジを担当。

繊細で、情緒豊かで、完成された演奏に聴き入ってしまいます。

【la vie saxophone quartet –ラ ヴィ サクソフォン クァルテット–】 2018年にサクソフォン愛好家4人で結成したサクソフォンクァルテット。 平日は会社員として働きながらも、休日は吹奏楽団やサクソフォンオーケストラ等でも活動しており、サクソフォンを。、音楽を、こよなく愛する4人で楽しく練習中。

聴いていて、「こよなく音楽を愛する」という言葉がぴったりな演奏ですね

サックス四重奏の魅力：多様な響きが織りなすハーモニー

サックス四重奏は、ソプラノ、アルト、テナー、バリトンの4種のサックスが織りなす、豊かな響きと幅広い表現力が魅力のアンサンブルです。それぞれのサックスが持つ独自の音色と役割が融合することで、まるでオーケストラのような奥行きのあるサウンドを生み出します。

クラシックからジャズ、ポップス、現代音楽に至るまで、様々なジャンルの楽曲に対応できる柔軟性も大きな特徴です。各声部がメロディ、ハーモニー、リズムを巧みに分担し、時には激しく情熱的に、時には優しく繊細に、聴衆を魅了します。

個々のサックス奏者の高度なテクニックはもちろんのこと、メンバー間の密なコミュニケーションと、互いの音を聴き合う集中力が、サックス四重奏の成功には不可欠です。4つの個性が一体となり、一つの音楽を創り上げる過程は、奏者にとっても聴衆にとっても、かけがえのない体験となるでしょう。